20世紀の音楽史

現代音楽は20世紀からの100年で大きく変化しました。
年代別に分けてまとめてみたいと思います。

目次

1900年

19世紀初頭、クラッシック音楽など、ハーモニーを重視するヨーロッパの音楽とリズムの宝庫、アフリカの音楽が融合することで新たな音楽が生まれ始めました。南米ではサンバが確立し、北米ではジャズの原点であるデキシーランドジャズやブルースが盛んに演奏されるようになります。ヨーロッパからの移民とアフリカからの奴隷からそれぞれの文化がミックスして現代音楽の原点とも言える音楽ができた時代です。


この時代の音楽はハーモニーの良し悪しよりも「いかに楽しく踊れるか!」ということが重要であり、グルーヴ(リズムのノリ)が音楽に求められたようです。故にシンプルなリズムでのグルーヴが発展した時代であり、音楽を楽しむための本質的な部分が最も重要視された時代と言えるのではないでしょうか。

1930年

今回はダンス音楽として楽しむ音楽から演奏者が楽しむ音楽へ移り変わった時代についてのお話です。

1930年代になると、アメリカではデキシーランドジャズやニューオリンズジャズから発展したビッグバンドが盛んになります。ビッグバンドの演奏が終わり、まだまだ演奏し足りないバンドメンは毎晩のようにメンバーの家でジャムセッション(即興演奏をして楽しむこと)を行っていたそうです。この遊び感覚のジャムセッションが後に「ビバップジャズ」(1940年初頭)と呼ばれるようになります。

さて、ここからは一部主観的な意見も含みますが、ジャムセッションの経験がある方は「あいつよりも上手くなりたい!」「どうすればあんな風に演奏できるんだ!」「もっと斬新な演奏をしたい!」と思ったことはないでしょうか?

恐らくこの競争感覚から試行錯誤して出来上がったものが現代の音楽理論の基礎を決定付けたものではと思います。

事実、この時代の音楽からリズムの複雑化やハーモニー等の発展が著しく見受けられます。演奏技術と音楽理論面が発展した時代であり、現代音楽の基礎的技術や知識はこの時代から出来上がりました。

1950年

楽器のエレキ化、若者の音楽への価値観の変化、ロックの誕生など、50年代は音楽のスタイルが大きく変化しました。

アメリカではブルース、ヒルビリー、カントリー等の音楽が融合したロックンロールやロカビリーが流行り、南米ではサンバにジャズの要素を取り入れたボサノヴァが中産階級の若者を中心に流行りました。楽器もエレキ化が進み、小編成のバンドでも大音量で演奏することが可能になり音楽のスタイルが大きく変化した時代となります。

特にロックンロールやロカビリーは当時の若者を中心に流行し、エルビスプレスリーのリーゼントを皆が真似するなど、ファッション界にも影響を与えました。60年代になるとビートルズが大ヒットし、世界的にロックブームとなりました。若者を中心に音楽のスタイルが変化し、音楽が文化や経済にまで大きく影響を与えるものとなりました。

1970年

アナログからデジタルへと移り変わる中、アナログならではの良さとデジタルならではの便利さが現代の音楽へ進化していきます。

70年代になるとデジタルシンセサイザーが開発され、音楽制作の方法そのものが大きく変化し、DAWシステム(コンピューターを使用した現代の一般的な音楽制作システム)の原型が出来上がります。

これによってハウス、ディスコ、テクノ、ヒップホップなどシンセサイザーを中心とする音楽が発展し、生楽器で演奏される音楽もコンピューターでコントロールされるようになりました。DAWの発達は今まで不可能であった表現を可能にさせ、コンピューターが楽器以上に現代音楽に必要不可欠なものになった…そんな時代ではないでしょうか。

20世紀からの100年の音楽を年代別に分けてみましたがいかがでしたでしょうか?

それぞれの時代背景を知った上で聴くとその音楽の聞こえ方も少し変わりますよね?
これを機会に色々な時代の音楽を聴いてみてください!

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